一般電気事業者が支出を免れた平均費用ベース

『現在、再生可能エネルギーの買取りに伴って一般電気事業者が支出を免れた平均費用ベースというものを中心的な価格として考えておりまして、仮に卸電力市場の取引価格がこれより高い場合は、確 かに買い取った再エネ電気を市場で転売することで利益が上げられるという構造になっているということは事実でございます。』とあります。

 

 

議員が指摘している市場とは、「卸電力市場」を意味しています。

では、卸電力市場の価格の方がなぜ、「買い取った再エネ電気」よりも高いのでしょうか?

常識的に考えて、

「一般電気事業者が支出を免れた平均費用ベースというものを中心的な価格」の決定方法に課題があることがわかります。

 

では、一般電気事業者が支出を免れた平均費用ベースとは何を意味するのでしょうか?

 

だんだんと複雑な話になってきています。制度としてもっとシンプルに誰もがわかりやすくしたほうが良いのでしょう。

例えば、再生可能エネルギー賦課金は、再エネ買取費用+事務経費−回避可能費用で決められますが、事務経費の透明性は利用者にとってはわかりづらいものですし、金額が総量から考えると軽微なので、税金で賄ってしまっても良いのではないでしょうか?

再生可能エネルギー賦課金=再エネ買取費用−回避可能費用とした上で、

再エネ買取費用の決め方と、回避可能費用が公平で分かりやすい仕組みにして、複雑な部分は第三者検証機関が確認を行うようにしても良いのではないでしょうか?